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zoom RSS 今更聞けない、インターネットとは

<<   作成日時 : 2014/09/02 12:37   >>

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windows95が発表された初期は、インターネットはwindows標準ではありませんでした。同時期に、急速に拡大したインターネットが、パソコン通信の主流になりつつあり、急遽MS社も、TCP/IPという通信プロトコルとインターネットエクスプローラー(IE)というブラウザを追加で無料配布したのです。当時は、フロッピーディスクでの配布でした。それから20年、インターネットは進化し、IEもバージョンは11まで進んでいます。当然、インターネットの意味も使われ方も変わっています。従って、「今更聞けない」ということもでない、インターネットの現状を知ってもらいたいと思います。

SNS(Social Network Service)は、インターネットを利用した通信サービスですが、この言葉に、現代のインターネットの意味がすべて読み取れます。

Social(ソーシャル 社会的)→アカウント

社会とは、世界のことであり、すべての国や地域を含む国境のない地球人すべての集団のことです。そこにあるコンピューターを、共通の通信プロトコルで繋いで、情報データをやりとりします。その際、互いのコンピューターはIPアドレスという数字の住所で繋がれます。IPアドレスは、当初は4バイトの数字(IPv4)で256の4乗通りありました。およそ43億もありますが、固定のアドレスを使うのは、サーバーと呼ばれる、データ送出のコンピューターだけで、個人のコンピューターはインターネットを使うときだけ、契約しているプロバイダーから一時的なアドレスを借りて繋いでいました。常時接続が一般的になり、最初は十分と思われていたアドレスも、数年前に枯渇し、今は12バイトの数字(IPv6)になっています。今は、43億×43億×43億というとてつもない数のアドレスが可能になります。

社会ですから、最低限のルールを決めないと、犯罪や国際テロなどに利用されてしまいます。インターネットの世界は、個々のコンピューターにはIPアドレスが付与されていますが、これが一時的なものではなく、ほぼ固定されるようになり、コンピューターと使う人間の関係も固定されるようになっています。そこで、個人情報としての「アカウント」が必要になってきたのです。番号とアカウントが固定されているものに「携帯電話」があります。インターネットも、スマホなどの携帯電話で繋ぐことも多くなり、パソコンで繋ぐ場合も「アカウント」をはっきりさせて、個人の責任を問えるようにする必要がでてきます。一時、コンピューターのCPU(中心になるIC)に背番号を付けようという動きがありましたが、「自由に買えて自由に使えるコンピューター」の思想で実行されませんでした。これがあれば、コンピューターウイルスなどの作者が特定できたかもしれません。インターネットは、そのコンピューターが参加する社会ですから、現代では「アカウント」という個人情報は必須になりました。自分が誰であるかを隠さずに使う、というのがインターネットの社会性です。これを保障するための法整備も進んでいます。不特定多数が使うインターネットカフェも、入室の際には身分証明書が必要ですし、他人のアカウントを不正使用することを罰する法律もあります。

*アカウント 身分証のようなもので、最低限の情報はIDとパスワードです。IDは唯一のものである必要があり、通常はメールアドレスが使われます。パスワードは、本人証明のもので個人のみが使うものです。その他に、アカウントの種類によって、国・年齢(生年月日)・性別などの登録が求められる場合があります。
もっとも多くの個人情報の登録が求められるものが、facebookです。そのおかげで、facebookアカウントは、国際免許のように他のものでも使用可能な、最強の身分証明書です。

Network(ネットワーク 繋がり)→双方向

Networkが成立するためには、互いのアドレスが必要です。ラジオやテレビのように、「見ているだけ」という訳にはいきません。ページを開くということは、自分のアドレスを指定して、「これを見たい」というリクエストをし、サーバーがそのアドレスにデータを送ってきます。データがコンピューターに送られることを「ダウンロード」といいますが、リクエストを送るのは逆の方向の通信で、「アップロード」と言います。リクエスト以上に多くのデータを送信できますし、サーバー側のリクエストで、本人の指示でなくデータが送られます。ネットワークは、常に双方向の通信です。当初は、ダウンロードが中心の、「見るだけ」の使い方が中心でしたが、「データを送る」参加型のインターネットに変わっています。アカウントは、出入り自由のネットワークへの、参加身分証です。

*ダウンロード サーバーからデータを受け取ることですが、法的には「それを保存し、インターネットに繋がない状態で利用可能にすること」という意味もあります。著作権などが絡むほか、不正にアップロードされたデータを保存することで罪に問われることもあります。多くの動画データなどは、ストリーミングと言って、実際にインターネットに繋いだ時だけ見られますが、一時的にはパソコンに保存(ダウンロード)されています。「見るだけなら法に触れない」という言いのがれも、通じなくなります。また、ログインしないと見られないページなどは、見た証拠がアカウント情報とともに残ります。

Service (サービス 提供) →無料・共有・公開

インターネットは無料、と思いがちですが、通信費は有料です。自宅でインターネットを利用するには、回線契約をして工事費を負担して線を引きます。また、携帯電話などで利用する場合は、パケット料金という従量制の通信費を通信会社に払います。この費用の一部が、国際的な無料ネットワークを維持する費用に使われます。電話は有料だが、Skypeなどのインターネット電話やインターネットメールは無料と言われますが、実際は回線費用を払っています。空港やカフェなどの、無料WiFi(無線で繋ぐネットワーク)なども、施設側の回線契約をサービスで提供されているものを利用させて貰うものです。WiFiという共通の規格の無線接続は、誰かが通信費を負担して提供しているものです。インターネットに繋いで、情報を利用することに、別料金は取られないということです。

しかし、回線費用の一部だけでは、データを提供する側の費用は賄えません。検索サイトや、地図サイトなどは、膨大な維持費がかかります。yahooなどは、検索して欲しい会社から宣伝費を貰って、それを運営費に充てていました。料金を払った会社は、当然検索結果の上位に出てくるようにしたのです。しかし、同じ検索サイトのGoogleが、検索されたい人から料金を取って結果データを作ることをしなかったので、「正しい・ユーザーの希望する」結果を出すようになり、急速に利用者が拡大しました。そして、誰からも料金を取らず、検索サイトを運営しています。この「無料」が、「共有」という意味です。ユーザーが検索サイトを利用するときに、「どこの誰が、いつ、何を」検索したのかというデータが、集められるのです。検索ユーザーのアカウント情報・検索履歴なども使われます。このデータを集計・利用することで、社会の動きを分析予測し、収益活動に利用します。利用者からのデータを共有することで、利益を上げています。無料ということは、利用者のデータを共有することなのです。
「それでは、個人情報の流出ではないか?」と懸念する人もいるかもしれません。でも、それが無いと、無料では利用できないのです。また、同じ地球に住む一人の生活や望みの内容も、多く集められれば、人類の望みも分かり、その実現がどこかでいつか実現するのです。80億分の1の、特異な個人情報など、微々たるものですが、これを多く集めた共有データは、地球人全体の財産になりうるのです。

ネット社会の闇という言葉があります。これは、共有されるべきでない情報を意図的に流すことの弊害として起きます。それは、インターネットに参加する際のアカウントを明示しない人たちがいるからです。インターネット社会の情報は、財産の多寡で共有されるのではなく、無料で共有されることで価値あるものになるのです。
アカウントという個人情報は、セキュリティのためであると同時に、ボランティアで寄付するものと考えられないでしょうか。

パソコンのインターネット端末化

SNSというキィワードが、新しいインターネットの現在を説明してきました。SNSは本来は、facebook(フェイスブック)・twitter(ツイッター)・blog(ブログ)・youtube(ユーチューブ)などのサービスを指しています。しかし、メールやクラウドというサービスもSNSという内容に変わってきています。インターネットは、もはやパソコンのためのものでは無くなっています。パソコンも、スマホ同様アカウントで使うもの、になりました。
メールは、これまではPOP/SMTPという2つのサーバーを経由し、最終的には個々のパソコンにデータが保存されていました。パソコンを変えるたびに、過去のメールデータやアドレス帳を移す必要があったのです。これが、スマホでは保存や移行ができないので、データはサーバーに置きっぱなし、という方式に変わりつつあります。パソコンに保存もできますが、基本的にはサーバーに置かれます。これを、見たい端末で、インターネット経由でダウンロードしてきます。この方式は、以前もwebメールという使い方でありましたが、webメールはインターネット経由で個人のメールサーバーの私書箱を見に行くものでした。使える容量が一定で、これを超えるとメールが受信できなくなるので、サーバーからの削除が必要でした。新しいメールは、サーバーの容量も巨大になり、メールデータを残しておけるのです。

パソコンのハードディスクにデータを保存するのでなく、インターネット上のサーバーにデータを保存することを、クラウドと言います。メールだけでなく、ドキュメントや写真や音楽・動画などを、クラウドに置く方式が、新しいインターネットの利用法です。これも、ハードディスクを持たないスマホやタブレットのために広まりましたが、パソコンの買い替えや、クラッシュ事故でのデータの消失などの対策で、パソコンにも導入されています。パソコントラブルの9割は、ハードディスクのクラッシュです。将来、パソコンが無くなる、というのは、ハードディスクが無くなるという意味でしょう。データだけでなく、ソフトウェアもクラウドに置いた、クラウドPCというものもあります。現在は、企業・学校などで利用されていますが、近い将来個人利用のパソコンも、クラウド化されるようになるでしょう。そうなったときが、パソコン=インターネットの時代です。意外に早いかもしれません。


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